「自分はどうせダメだ…」そんな考えから脱出したい!
ご本人が抱えている困難さや学習の苦手さから
●やろうと思っていたことが上手くできない
●希望したことが叶わない
そういった経験をされるお子様はきっと多いのではないでしょうか。
上記のような経験を繰り返していくとどうなるのか…
●何に対してもやる気を失ってしまう
●「どうせダメだから」と最初から諦めてしまう
そういった感覚でいることが普通になってしまうのです。
「努力しても良い結果に結びつかないから、何をやっても無駄だ」という思いが強くなり、困難に立ち向かう意欲や目標を達成しようというモチベーションが小さくなってしまう状態を<学習性無力感>といいます。
思うような結果が出ないことが続き、「どうせ次も失敗するから」「努力しても仕方がない」「自分はきっとうまくできない」という感覚を「学習」してしまっている状態です。
その状態に陥ると、やる気も起きずに行動を起こす気力もなかなか湧いてきません。
また、そうした気持ちで行動するので良い結果も生まれにくくなり、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
そんな時、どうしたらよいのでしょうか?
このような状態から回復するには、<自己効力感><自己肯定感>を高めることが大切になってきます。
■自己効力感 とは
「それを行う能力が自分にはありそうだ」「自分ならできそうだ」というような「結果は分からないけど、とにかくやってみよう」と思える感覚のこと。
自信という言葉と似ています。
自信には「自分の能力に対する信頼」と「自分の考えや行動に対する信頼」という2つの意味合いがありますが、自己効力感は前者の能力への自信のことのみをいいます。
■自己肯定感とは
自分の良いところも悪いところも全て受け入れて「自分には生きる価値がある」「自分は誰かから必要とされている」という自分を愛し信じる気持ちのこと。
この気持ちがあると、心の余裕に繋がり、人に対しても寛容でいられ、積極的に人と接することができるようになります。
この<自己効力感><自己肯定感>を高めるには4つの要因があると言われていますが、それらの要因については、次の機会にお話いたしますね。
どんなに小さいと感じることでも、お子さまにとっては大きな壁になることがあります。
<自己効力感><自己肯定感>を高めるために
●些細なことでも、できた時にはしっかりと褒めて声掛けをする
●一つ目標を達成したら、次の目標を少しだけ上げ、また達成するというスモールステップを一緒に積み上げていく
私たちはお子さまのやる気に向けてサポートしていきます。
参考文献: 自己効力感が児童・生徒の精神的健康に与える影響
─ 学習に関する自己効力感に着目して ─
<担当:伊東>
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