自分がいまどんな気持ちか考えてみよう
感情的になると「どうして?」「なんで?」というような気持ちでいっぱいになり、
つい言葉よりも先に行動にうつしてしまうことがあります。
特に、お子さまの場合は “自分の気持ち” を他者に伝えることが難しいため、
周囲から見ると、結果として「突然の感情の爆発からくる行動」に見えてしまいます。
そんな時は、まずお子さまが怪我をしないように
安全を確保(危険なものを遠ざけるなど)を第一に優先させてから、
一旦クールダウンをして気持ちを落ち着かせることが大切です。
(一部の例)
・その場を離れ、落ち着く場所(静かな場所、1人になれる場所)に移動させる。
・感覚が過敏になっていることもあるため、刺激を減らす。
➡ 必要以上に声掛け・注意することにより、子どもの注目要求を叶えたり、要望の手段や興奮に繋がることがあります。
・深呼吸などを行なって、心を落ち着かせる。
・時間が経つのを待つ。
・イライラした原因を突き止めるため、ノートに気持ちを書く。
・普段からストレスや疲労を溜め込まない。
➡ 身体を動かしたり、睡眠時間を確保する。
そして、できればお子さまが落ち着いたタイミングで
「落ち着けたこと」
に着目して、しっかり褒めるようにしましょう。
すぐに結果が出ないため難しいことではありますが、
そうすることによってお子さまは徐々に安心感を抱き、
さらには気分を落ち着けるための方法として学ぶことに繋がっていきます。
ウォレスでは、自分の気持ちを知ることや
気持ちを落ち着かせる方法を実践したり、
様々な場面を想定したSST(ソーシャルスキル)も行いながら、
自分の感情を理解し、言語化することを学んでいるお子さまもいらっしゃいます。
「自分はこんな気持ちだ」と気づけるようになること、
言語化して周囲に知ってもらうことによって気持ちが楽になることがあります。
参考文献:癇癪って防げるの?回避法やクールダウン法、相談先などを専門家が解説
マンガで学ぶ癇癪
https://h-navi.jp/column/article/35028603
WALLESS ACADEMY 加藤
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