言葉には強く優しい力があります ~ポジティブコミュニケーションを増やしましょう~
皆さんは、“ふわふわことば”と“ちくちくことば”を聞いたことがありますか?
元教員で大学教授の方の書籍から全国の学校に広まった言葉だそうですが、子どもたちにもわかりやすくて素敵なネーミングですね。
“ふわふわことば”とは、言われると嬉しい言葉のことです。
例えば、「ありがとう」「楽しいね」「いいね」「すごいね」「上手だね」「一緒にやろう「応援してる」「大丈夫?」などがあります。
“ちくちくことば”とは、言われると悲しい言葉・傷つく言葉のことです。
例えば、「キモい」「ウザい」「くさい」「バカ」「サイテー」「いなくなってしまえ」「そんなことも知らないの」「できないくせに」などです。
この“ちくちくことば”は、家庭内で意外と使われていたりします。
「なんでわからないの?」「ダメだと言ってるでしょ!」「だから言ったでしょ?」
他にも、「なんで○○ちゃんはいつもそうなの」「早くして」も“ちくちくことば”の仲間です。
お子さんにも人格やプライドがあり「失敗しちゃった」と思っている時に“ちくちくことば”を聞くと、悲しい気持ちや反抗心が芽生えます。
例えば「なんでできないの?」という言葉は、
「大丈夫?少し手伝おうか?」
といった、“ふわふわことば”に置き換えられるといいですね。
実は、大人にこそ“ふわふわことば”は必要だと思います。
自分と接する人、そして自分にも“ふわふわことば”を使う毎日を想像してみて下さい。
日々、幸せに感じる瞬間や豊かな気持ちが生まれるのではないでしょうか。
それがポジティブコミュニケーションです。
そしてポジティブコミュニケーションは、自分と自分の大切な人の自己肯定感も高めてくれます。
自己肯定感とは、自分自身のありのままを受け入れる力です。
お子さんが“ちくちくことば”を使った時には、叱るよりもその気持ちを受け止めて、その背景に目を向けることが出来るといいですね。
良いも悪いもありのままの姿に寄り添い、一緒に考える姿勢を持ちたいものです。
気持ちの言葉を伝えたいけれど、語彙が少ないために“ちくちくことば”を口にしてしまったり、コミュニケーションを取ることが苦手なお子さんもいらっしゃいます。
ウォレスアカデミーでは、お子さんそれぞれに寄り添い、自己肯定感を大切にしながら、語彙やポジティブコミュニケーションの力を増やしていきたいと思っております。
(白﨑)
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