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  • 中道退職のご挨拶&選択する時に迷ったら

    【中道退職のご挨拶】

     

    皆様こんにちは、中道です。

    まずは表題の通り、中道退職する件についてお話させていただきます。

    中道は3月31日をもちまして、2年間お世話になったWALLESS ACADEMYを退社することになりました。本来であれば直接ご報告すべきところですが、ブログでの報告になってしまう方もいらっしゃいますこと、大変申し訳なく思っております。

    また、クビになったのか?と何人かのお子さんに聞かれましたが、そうではなく、一身上の都合による退職であることをこの場を借りてご報告させていただきます。

     

     

    オープニングから関わらせていただいたWALLESS。オープン当初のスタッフは4人でしたが、今では11人と増え、新たな事業所(WALLESS ジョブトレ)も含めるとスタッフ総勢15人となり急成長を遂げております。

    中道自身、初めての職場ということもあり、最初はとても緊張していたのを今でも覚えております。WALLESSと共に成長してきたと思いますし、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

    そのように居心地の良い職場ですが、更なる自分自身の成長の為、別の職場に移ることを決めました。

    これまで携わってきたすべての皆様に、感謝とともにご多幸をお祈り申し上げ、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。

    ありがとうございました。

     

     

     

    **********

     

     

     

    【選択する時に迷ったら】

     

    ここからは選択することをテーマにお話しいたします。

    皆様は様々な選択をこれまでどの程度してきたでしょうか?

    そして、どのように選択してきたでしょうか?

     

     

    実は私たちは毎日何かしらの選択をして過ごしています。

    その選択とは、朝目が覚めて、そのまま起きるのか、一旦ゆっくりしてから起きるのか、どの道を通って目的地に行こうか、どの手段で行こうか、など様々です。

    これらは日常的に行われるため、選択しているという意識は少ないかもしれませんね。

     

     

    もう一つは人生における選択です。

    先ほど中道が選択したものも人生における選択の一つになります。

    さて、皆様はこのような選択をする際にどのように決断しているでしょうか?

     

     

    楽しそうだから?

    利益があるから?

    苦痛を伴わないから?

    誰かにそのようにしろと言われたから?

     

     

    きっとここには書ききれないほど様々なプロセスがあると思います。

    そして、それらの行動の結果を皆様はどのように捉えているでしょうか。

    選んで良かったと思う方もいれば、別の選択の方が良かったのかもしれないと後悔する方もいるでしょう。

    ただ、そのように思うのは仕方がないことなのです。

     

     

    経験していることに関しては、良い面と悪い面両方を見ることになります。

    ただ、経験していないものに関しては、良い面だけを見続けるため、それは「憧れ」になっていきます。

    そうなると「あっちの選択の方が良かったかも」という後悔の念が生まれやすいのです。

     

     

     

     

     

     

    このような後悔のメカニズムをお伝えしたのは、後悔しない選択をしようというのは「難しいことだ」と伝えたかったからです。

    それを考えてしまうと結局は前に進めないことになってしまいますし、その後それを責めてしまうと自分自身が辛くなってしまいますよね。

     

     

    では、どのように選択していけば良いのかという点になります。

    後悔は絶対してしまうというのなら行動したくないという考えもあるかもしれません。

    ですが、苦痛を伴う事を分かっていながら、でもやりたいからと行動することが出来れば良いのかもしれません。

     

     

    「ある苦痛」「ない苦痛」という概念があります。

    「ある苦痛」というのは、怪我をした痛みなどのように、実際自分の身に起こっており、今現在ある苦痛になります。

    お子さんであれば、勉強をしないと成績が上がらないことなども「ある苦痛」に入るかもしれませんね。

    「ない苦痛」というのは、ないことで生じる苦痛になります。

    例えば、勉強をしないことで「ある苦痛」は避けられますが、自分自身に勉強の知識がついてないことで苦しむ「ない苦痛」が生じてきます。

     

     

    「ある苦痛」というのは見えやすいので避けやすく、その時の気分も楽になりますが、「ない苦痛」は見えづらく、いつの間にか溜まっていることが多いので、気が付いた時にはとても辛い状態になっていたりもします。

    そのため、先程お伝えしたように、苦痛を伴う事を分かっていながら、でもやりたいからと行動することが必要になってくるのかもしれませんね。

     

     

    ここでようやく最初の問いに帰ってきます。

    皆様はこれまでどのような選択をしてきたでしょうか。

    そして、これからはどのように選択をしていきたいでしょうか。

     

     

     

     

     

     

    選択をすることはこれからも幾度となく出てくるでしょう。

    その時に、自分がやりたいことは何なのか、それを改めて考えてみてください。

    それを見つけるのはとても大変だと思います。

    それはとても曖昧なものですし、状況によっても変わってくるように思えてくるかもしれません。

    自分の中に限界を決めて無理だろうと決めつけてしまったり、こうしないといけないと思い込んでしまうこともあるかもしれません。

    ただ、そのように自分の中で決めているものを一度取っ払って、本当に自分がやりたいこと、大事にしたいものは何なのかをゆっくり時間がある時に考えてみてください。

     

     

    最後なので、かなりの長文になってしまいました。

    ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

    何か考えるキッカケにはなりましたでしょうか?

    今回の内容は苦痛を伴った行動もした方が良いという内容ですので、すぐに楽になる考えではありませんが、長期的に楽になる行動をするキッカケの一つになってくれればと思います。

     

     

    また、苦痛を伴った行動というのはあくまで、自分がそれをしたいと感じているときに行っていただくことが前提となっています。他者から命令された苦痛を伴った行動は辛いだけですから。

    また、それを繰り返してもダメな時は別の行動に取り組むことも大事になってきます。

    なので、苦痛=大事ではないことだけ、最後に補足しておきます。

     

     

     

    では、これまでお世話になりました。中道は3月いっぱいで退職となりますが、引き続きWALLESS ACADEMYをよろしくお願いいたします。

     

     

     

     

     

    <担当:中道>

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    壁とかす なくす “WALLESS”
    放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

    株式会社WALLESS(ウォレス)
    〒910-0005 福井県福井市大手3丁目1-15 ビアンモアビル8F Tel.0776-89-1862
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  • 集中力をアップする最も良い方法は〇〇!

    いきなりですがクイズです。

    学校の授業や家庭での学習中、集中力をあげるためには次のうちどちらの声掛けが良いと思いますか?

     

     

     

    A:「静かに座って集中しましょう」

    B:「外に出て、運動場を一周走ってきなさい」

     

     

     

    最近の研究結果では、集中力が必要なテストで最も成績が良かったのは、運動している子や若者だったそうです。

    座っている時間が長かったり、テレビ・動画を1日3時間以上見ていた子は集中力が低いだけでなく、記憶にも定着しにくく考えることそのものが遅かったそうです。

    集中するためには衝動を抑える力も必要ですが、その機能を担う脳の前頭葉(前の部分)が完成するのはなんと25歳ころ。

    それまでは衝動のコントロールはあまり上手く出来ません。

     

     

     

    教育大国のスウェーデンでは、「勉強に集中させたり、成績を上げたりするには生徒に運動させることが大事」という方針の基、体育の授業回数を増やしたり、多くの学校が朝授業が始まる前に20分程度運動する時間を設けるようになったそうです。

     

     

     

    20分心臓がドキドキする程度の運動をすると、集中力が数時間続くため、朝や午前中に運動するのが良いそうです。

    運動すると体の中では、自分にとって良いことをしたご褒美として「ドーパミン」という化学物質が放出されます。

    そうすると、幸せ感をもたらせてくれるだけでなく、集中力や記憶力の良さ、発想力や自信にもつながります。

    このドーパミンは、おいしいものを食べた時やSNSの投稿に「いいね!」がついた通知を見た瞬間にも放出されるそうですが、運動の後にもらえるドーパミンの方がずっと量が多いそうです。

    更に、定期的な運動を継続すると、集中力が1日中続くようになるとか。

    なんだか夢のような話ですね。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    運動によって高められる集中力の効果は、ADHDの方に特に大きいらしく、そうでない人との集中力の差がなくなることもあるほど。

    それもたった5分、激しい運動をするだけ!

    ↓↓ 以前のブログもご参照下さい ↓↓

    「ソワソワしているのは集中していないから?」

     

     

     

    「運動」と聞くと、つらい、苦しいイメージがあるかもしれませんが、軽い散歩や家事など、今より少し体を動かすことを意識するだけでもいいそうです。

    ウォレスのスタッフの中でも8階から1階まで階段を使ったり、ラジオ体操を始めています。

    日々の中で楽しみながら運動になる工夫やアイディアがありましたら、教えてくださいね。

     

     

     

    (参考文献:『最強脳』 アンデシュ・ハンセン 新潮新書 2021)

     

     

     

     

     

    <担当:近藤>

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  • 突然の癇癪…何も言わずに黙る…それらの原因はなんだろう

    WALLESS ACADEMYでは、コミュニケーションを7つに分類し、お子様に合わせた支援を行っています。

     

    「1要求」「2.拒否」「3.注意をひく」「4.挨拶」「5.感情表現」「6.質問をする」「7.体調をつたえる」

     

    今回はその中で「1要求」についての支援方法をご紹介いたします。

     

     

     

    コミュニケーションを取りたい理由の一番は、自分の要求を相手に伝えることです。

    自分の要求を伝えられて、相手がそれを分かってくれたなら、それは素晴らしいコミュニケーションなのです。

    もしこれがスムーズにできなかったら、私たちはどうなるでしょう。

     

     

    気持ちをうまく伝えられないのは、とても辛いことです。

    そして、その辛さすら分かってもらえない…気づいてもらえない…

    結果、癇癪が起きたり、どうせ分かってもらえないからと何も言わなくなってしまったり、思ったことと違うことを言ってしまったり。

    きっと子どもたちは、様々な方法で表現してくれているのではないでしょうか。

     

     

    そんな様子を見て

    「この子は、すぐ怒る、我慢の出来ない子」

    「黙ってて、何にも言わない!自分の考えがないのかしら?」

    「この子は、なんてあまのじゃくな事ばっかり言って!」

    などと思ってしまうかも知れませんね。

     

     

    言いたいことはいっぱいあるけど、どうやって伝えたら(要求)したらいいか分からない。

    それゆえに、癇癪、黙る、あまのじゃくになってしまっているとしたら…。

    周りの方の見方も変わってくるのではないでしょうか?

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    自分の要求を伝えることが苦手なお子様に対しての支援方法の一つとして

    ①小さいことから要求を認めていく

    ②それが次の要求につながっていく

    ③「○○がおわってからね?」我慢する時間を設ける

    ④「○○はできないけど△△はできる」

    というふうに、お子様の成長の具合に合わせて支援していき、子どもたちの要求の言葉が出る手助けをしていきます。

     

     

    すぐに効果が出るものではないので、日々の積み重ねが大切になってきます。

    また、それらを円滑に進めるためには、語彙を増やすことや文章の組み立て方なども大切になってくるため、WALLESS ACADEMY

    では合わせて支援の内容に組み込んでいます。

     

     

    (これらは7つのコミュニケーション全てに言えることなので、コミュニケーションを苦手とするお子様には合わせておこなっています)

     

     

     

     

     

    <担当:前田>

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  • お子様に対する見方を180度変える方法!

    「うちの子、〇〇が苦手で…」

    「全然じっとしてくれなくて…」

    「とてもおしゃべりで…」

     

    お子様の様子をお伺いしている中で、このような言葉が聞かれることがあります。

    そんな時、私たち支援者は見方を変えてお伝えすることがあります。

     

     

     

    一見、弱点や課題と思われる特徴の見方を変えることを「リフレーミング」と言います。

    直して欲しいと思う「弱点」や「短所」といった枠(フレーム)から外し、「強み」として捉え直すのです。

     

     

     

    先ほどの例で考えると、

     

    「全然じっとしてくれなくて…」

    活発で好奇心旺盛

     

    「とてもおしゃべりで…」

    表現力が豊か

     

    こんな風に考えてみるといかがでしょう。

     

     

     

    目の前にあるものをさまざまな角度から見つめ、そこに価値を見出すことこそがリフレーミングなのです。

    「考え方を変えるだけで何が変わるの?」と思われるかもしれません。

    しかし、子どもの可能性を伸ばす上でメリットは大きいのです。

     

     

     

    弱点や短所ばかりに気を取られていると、お子様のいいところは見えてきません。

    才能の芽にも気付きにくくなってしまうのは、非常にもったいないことです。

    ポジティブな視点を養うことで、お子様の長所や才能の小さな芽に気付いてあげられるようになりたいですね。

     

     

     

     

     

     

    <担当:石倉>

     

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  • 感情コントロールの第一歩は…温度計⁈

    人は様々な場面で感情を感じます。

    感情は危険から身を守ってくれます。

    その反面、感情に振り回されて苦しむこともあります。

     

     

     

    例えば、おなかに違和感を感じたら、皆さんはどう思いますか?

    「おなかがすいているのかな」

    「心配事のせい?」

    「病気かな」

     

    もし病気だったらと思うと、もっともっと不安になって余計に具合が悪くなってしまいますね。

     

     

     

    感情は3つの要素に分けて考えることができます。

    考え、体のヒント、行動の3つです。

    先ほどの例は、体が教えてくれるヒントにもさまざまな要因が考えられるという例です。

     

     

     

    強い感情を感じていても、正しいアラームか間違ったアラームかを区別する必要がありますよね。

    感情とうまく付き合うために、まず自分が感じている感情がどんなものなのかを知らなくてはいけません。

    そのために子どもたちと一緒にしていることの一つが、感情の温度を測ることです。

     

     

     

    感情の温度の測り方はこんな感じです。

     

     

    ◆雪が降ったとき

    いやな気持ち 4

    びっくりした気持ち 2

    ウォレスに来たくない気持ち 0

     

    ◆運動の時間

    楽しい気持ち 3

    →体を動かしたら 8 になった

     

    ◆自分の順番が近づいてきたとき

    落ち着かない気持ち 7

    →深呼吸をしたら 3 になった

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    漠然と「今どんな気持ち?」と聞かれても答えられなかったお子さまが「温度計ある?」と言って自分の気持ちの変化を表現できるほどになったりします。

    自分の感情に気づくことは、感情コントロールの第一歩です。

     

     

     

     

    <参考資料:「子どものための感情探偵プログラム セラピストガイド」 福村出版>

     

     

     

     

    <担当:南部>

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