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  • 「ちゃんとしなさい」って説明できますか?

    日常生活の中で、このような声掛けをしたことはありませんか?

    「ドアは静かに閉めなさい」

    「綺麗に片付けなさい」

    「ちゃんとしなさい」

    これらはもしかすると、お子さまがやり方を理解されていないことから起こっている行動かもしれません。

     

     

     

     

     

     

    これらはどのように学んでいくことができるでしょうか?

    口頭の言葉だけではなく、大人が正しく「提示」をして「実体験を通して学ぶ」「物事を経験すること」によって解決に繋がることがあります。

    お子さまが物事を知るには、まずは実物に触れ、実際に体験することがとても大切なのです。

     

     

     

    これは学習にも共通するところがあります。

    「プリントでの文章問題がわからない」というお子さまがいらっしゃいます。

    大人は文章を読んで内容を想像したり、直接的に書かれていないことに対しても経験などから補うことができます。

    ですが、お子さまにとって、経験していないことを想像するというのは、なかなか難しいことなのです。

    学習というと「机で勉強すること」というイメージが強いですが、日常生活や身の回りの体験から、気づきや発見をヒントとして得ることで、お子さまが主体的となり定着していくことがあります。

     

     

     

    適切な環境で「お子さま自身が望む教育」「お子さまに合った方法」を取り入れることによって、お子さまの「やってみたい」という気持ちを大切に自発的な活動を促し、様々な能力の獲得に繋がればと思います。

     

     

     

    参考文献:『マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育』田中昌子著

     

     

     

     

     

    <担当:伊東>

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    放課後等デイサービス・就労支援トレーニング・企業コンサルティング

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  • 今、依頼の増えている保育所等訪問支援とは

    2022年7月19日発行された福井新聞に掲載されました記事をご紹介いたします。

    特別支援学校小学部を卒業後、中学からは地域の公立中学校に通っているという、発達障害を抱えた男子生徒の記事です。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    記事で紹介されているマサトさん(仮名)、実は、WALLLESS ACADEMYの放課後等デイサービス支援、保育所等訪問支援をご利用されているお子様です。

     

     

    このお子様の保育所等訪問支援では、訪問支援員が毎月1回学校の方に訪問しており、集団生活の中での様子を見させていただき、気付いたことなどを記録におさめています。(記事の文中参照)

     

     

    弊所のこのサービスを受けられている保護者の方からは、「学校の中で、自分の子どもがどのように過ごしているのかが分かってありがたいです」と、喜びの声をいただいております。

    また、支援記録は学校とも共有しており、それぞれのお子様が持つ苦手さの対応方法として参考にしていただいているところも多いです。

     

     

    現在、WALLLESS ACADEMYの保育所等訪問支援登録者数は、約50名。

    訪問先は、幼稚園、保育園、こども園、小学校、中学校などにわたります。

    主に3名の訪問支援員が、何の授業を見に行くとよいか、時間割を参考に学校や園とともに毎月計画を立てて訪問しております。

     

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  • 子どもに自信を待たせていくための声掛けをはじめてみましょう

    宿題が思うように進まないとき

    お友達とケンカしてしまったとき

    学校でいやな授業があるときなど、

    「学校に行くのいやだな。休みたい。」

    「もうあのお友達とは遊びたくない…」

    「宿題がわからないから、もうやらない!」

    お子さまが何かをあきらめそうになってしまうことはありませんか。

     

     

    そんな時、保護者の方はなんと声をかけてあげるとよいでしょう。

    「そんなに嫌なら、やらなくていいよ」

    でしょうか。それとも

    「そんなこと言ってないで、最後までちゃんとやりなさい」

    でしょうか。

    あなたはいかがですか?

     

     

     

    このような場合、大人が正解を決めるのではなく、お子さまの決定を尊重してあげてほしいなと思うのです。

    お子さまの心の中には、最後まであきらめたくない気持ち、でもうまくいかなくてもどかしい気持ちが混ざっています。

     

     

    「学校に行きたくないくらいつらいんだね」

    「いつも頑張ってるの知ってるよ」

    とお子さまの気持ちを聴きながら共感していただき、お子さまが次にどうするか見守ってみてください。

    そして、お子さまが自分で決めて行動できたあとには、結果に関わらず「頑張ったね」とお子さまの頑張りを認めてあげてください。

     

     

    もし行動に移すことができなくても、お子さまにとってはたくさん悩んで決めたこと。

    できなかったことを責めたりせずに、温かく受け止めてあげて欲しいなと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    大好きな保護者の方に褒めてもらえたり、お話を聞いてもらえたら、きっと「頑張ってよかったな」と自分の頑張りを認めることができます。

    そしてそれが自信になり、「苦手なことにもチャレンジしてみよう!」というエネルギーになっていきます。

     

     

    日頃の声掛けで、その後のお子さまの行動は少しずつですが変化していくと思います。

    大人が正解を決めてしまわず、お子さまの決定を尊重し、その決定を認める、そんな声掛けの仕方を取り入れてみてはいかかでしょうか。

     

     

     

     

     

    <担当:北島>

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  • 盲学校の先生が生徒たちを登山に連れて行った理由とは?

    かなり前にラジオで聞いた話が、先日たまたま再びラジオから流れてきました。

    それは、盲学校の先生が生徒たちを登山に連れてきた話です。

    山小屋のご主人が先生に、視覚に不自由さがある生徒さんたちをどうして山に連れてこられたか、その理由を尋ねたそうです。

    さて、その先生はどう答えたと思われますか?

     

     

    「景色は見えないけれど、自然は肌で感じていると思います。風とか気温で。木や植物にも触らせます。すると『立派だね』『かわいいね』とか言います。目が見えないから敏感?・・・いや、目が見えないから何もできないのではない。彼らは目が見えないだけ。それ以外は何でもできるんです。」

     

     

    この先生の言葉が忘れられなのです。

    この先生はきっと生徒さんたちに、山に登ることで「何でもできるんだよ!」ということを伝えたかったのでしょうね。

     

     

    これは、全ての子どもたちに伝えたい言葉だなと思います。

    人それぞれ、苦手なこと、うまくできないことなどが必ずあります。

    「でも、それ以外に、いろんなことができるんだよ!」と、私も子どもたちに伝えたていきたいのです。

     

     

    では、どんな方法を使って?

     

     

    それが難しいのですが、アカデミーでは、お子さんの持つ力をアセスメントして、それぞれのお子さんに合った内容を見つけて支援に活かしています。

     

     

    ある子は、プログラミング。

    ある子は漢字の練習。

    ある子は物語づくり。

    その子その子の得意を活かした、興味に沿った、それぞれの方法を探っています。

    アカデミーの授業で、「できた!」「できる!」「成長してる!」という実感を積み重ねていくことで、徐々に自分に自信がついていく。

    そんな場所にできたらと思っています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    これまで多くのお子さんと関わってきましたが、時間をかけて少しずつ自分の持つ力を見つけていくことができると、その後は自分の力で前に向かって歩き出し始める、そんな場面を数多く見てきました。

    全てのお子さんが自分の力を信じて、アカデミーから巣立っていくことを、今後も願っています。

     

     

     

     

     

    <担当:西>

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  • 今年の夏休みの自由研究はスムーズにすすめるかも⁈

    この時期、じめじめと蒸し暑く身体も心も疲れやすくなっていますね。

    寝転んでダラダラ~としているお子様を見かけると、思わず注意したくなる場面・・・ですが、ちょっと待って!

    学校や習い事ではなかなかできない事。

    大目に見てあげましょう。

    親御さんが「きちんとしなくちゃ!しっかりとやらなくちゃ!」と怒ってばかりいると家の空気もピリピリ。

    時には仕事や家事の手を抜いて、親子でぼ~っとリラックスする時間も作りたいものですね。

     

     

     

    さて、数週間後にやってくる夏休み、何に取り組もうかと毎年迷うのが自由研究ですね。

    きっと実験を選ばれる方もいらっしゃると思います。

    そこで、実験を見守る親御さんの声かけの仕方や、上手なまとめ方の手順やコツをお伝えいたします。

    知っていると、今年の自由研究は意外とスムーズに進むかもしれませんよ。

     

     

     

     

    ■実験手順とシーンごとの声かけ例     

     

     

    ①一緒に本やサイトで探して何をやるか決める

    「どんなことやってみたい?」「なんでこれをやってみたいと思ったの?」「どの部分に興味がわいた?」など

     

    ②実験に必要な物を買いに行くなど一緒に準備をする

    「家の中で使えそうなものあるかな」「これとこれどっちが実験によさそう?」「どんな結果になるだろうね」など

     

    ③実験をする。実験がスムーズに進むように見守る

    「すごい!こんな風に変化したよ」失敗しても「失敗じゃないよ。それもデータにしよう」「手順をよく見ているね」など

     

    ④まとめる。いきなり清書ではなく、言葉で言ってメモに残してみよう

    「今言ったこと一度メモに書こうか」「不思議だったところをもっと調べようか」「この実験で何がわかったかな」など

     

     

     

     

     

     

     

     

    ■実験のまとめ方

     

     

    写真や絵、出来ればグラフなども使って子どもの言葉を引き出しながら、①~⑨の項目に分けて作っていきましょう。

     

    ①タイトル

    何を調べたのかタイトルでわかるように言葉をつなげて作ってみよう。『○○大作戦』など、「おもしろそう」の基準でもいい。

     

    ②研究のきっかけ

    自分はどこが面白いと思って決めたのかなどを書く。「ユーチューブで気になって」「○○を試してみたくて」などなんでもOK。

     

    ③調べる目的

    「どんなことを知りたい?」「この実験でこんなことがわかるよね」など実験の目的とどんな実験をすればいいかを一緒に考えよう。

     

    ④用意したもの

    準備した材料や器具の記録は大事。写真やメモ、イラストで描いておくとまとめやすい。

     

    ⑤予想

    実験前にどうなるか予想しておこう。予想と違う結果になったら、なぜそうなったかを考えるチャンス。科学的思考のスイッチがオン!

     

    ⑥実験方法

    実験の手順を、頭の中で整理するのはちょっと大変。手順を書いておく、実験の際に写真を多めに取っておくと安心。もちろんイラストでもOK。

     

    ⑦実験結果

    どんな条件で行ったのか。結果はどうだったのか。数値や写真と共にグラフや表にして示すとわかりやすい。結果をまとめて書きましょう

     

    ⑧わかったこと

    参考にした本なども使って、『どうしてその結果になったか』を書いてみよう。新たに気になった事や課題など、この先の展開や予想を書くのも良い。

     

    ⑨参考にしたもの

    本や図鑑名、ウェブサイトならURLを明記しておく。

     

     

     

     

     

    実験は身のまわりの不思議に気づいて何度でも試して考えるので科学的思考力が育まれます。

     

    『立派な仕上がりより、子どもの達成感を大切に』

     

    今年の夏休みはおうち実験で、子供の不安、親のイライラを早めに解消しましょう!

    ちょっとした親のサポートがある実験は、安全面だけでなく声のかけ方次第でさらに興味が広がり、子供の思考力を深めるメリットもあります。

    夏の日の親子の思い出にもなりますね。

     

     

     

     

     

    参考文献:

    「AERA with Kids」朝日新聞出版

    「おうちで楽しむ科学実験図鑑」尾嶋好美/著  SBクリエイティブ

     

     

     

     

     

    <担当:白﨑>

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